前回、お書きしました中に出てきました、愛用のビクトリノックスです。
今より18年前、キャンプのなんたるかもまだまだ知らず、
でも、キャンプをしたい、旅をしたい、と思う気持ちだけはあり、
アメリカ横断に憧れたり、戦争は大嫌いだけど、
アーミールックは大好きだったりしてた頃、何よりも最初に
欲しかったのが、キャンパー用のナイフでした。
とはいっても、ビクトリノックス、という名前は知らなくて、
けっこう見かける、赤いヤツで、
そして、ハサミとノコギリのついたやつが欲しかった!
手に入れた時の感動はまだ覚えています。
それからは愛でて愛でて、いつのまにか18年です。
今回、描くにあたって、久しぶりに全部の刃を広げて出したんですが、
やはりひとつひとつの機能に思い出があるものです。
ナイフ自体の思い出ナンバー1は、その昔、ブルーハーツのライブに
行ったとき、会場に入る前の荷物検査のとき、なぜかその時に限って、
バッグの一番底にあるはずのこのナイフが一番上に出てきていて、
係員のお兄さんが「これはちょっと・・・」と怪訝そうな顔をし、
一番びっくりした顔をしたのが風太郎でした。
はたしてナイフは押収され、ライブ終了後に無事戻りました。
18年の間に、唯一、手元を離れた思い出です。
まあ、18年といっても、毎日使うものではないのですが、
でも、飾ってるわけでもない。
ここぞというときに、いつも役に立つ、最高の相棒であり、
そして大事なお守りです。
by風太郎