まいった。
朝っぱらから、ノスタルジーに浸ってしまった。
うっかり聴いてしまって、朝からとんでもないものがよみがえってしまった。
ようやく普段はすっかり忘れた気になれるようになっていたのになあ。
UAの歌声とベンジーのギターはとかくそういうことを引き起こす。
まったくこの人たちときたら・・・。
記憶の引き出しの奥深くに仕舞い込まれていた思いが瞬時によみがえる曲というのがいくつかある。
AJICOの「深緑(ふかみどり)」は、聴いていた当時のことはあまり思い出せないが、なぜかそれよりはるか昔の記憶をよみがえらせてしまう。
しかも、感情をよみがえらせるのでまったく困ってしまう。
彼らの音楽はまったく不意に聴きたくなってしまうので、そういうことが起こることも忘れちゃってるんだよなあ。
たった1行。ワンフレーズ。
"もう二度と会えないことは もう二度と感じれないことだ"
(「深緑」作詞:浅井健一より引用)
これが私にいたずらをする。
ここだけいつもはっきり聴こえる。
書いてしまえばただの言葉、だけどUAがメロディーにのせるだけで、私には意味のあるものになる。
この後に続く言葉の流れが、瞬時に甦る感情をさらに広げて、曲の終わりで霧散する。
朝からそれが起こると結構消耗するだよね。
だけど。
きっと、私は、忘れたくないんだ。
そのときのことではなく、そういう感情を。
だから無意識にこの曲を選んで、ノスタルジーに浸ろうとするんだろうな。
まったく自分の気持ちさえ、ままならん。
「深緑」
WORDS & MUSIC BY 浅井健一、PLAY BY AJICO




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