あああ、3月のビック・イベントが終わってしまった。
なんだかね、ちょっと寂しいのである。
でもね、これで終わりではないと思う気持ちもある。
寂しさとうれしさと・・・なにより"しあわせの種"が今私の胸の中にある。
では、少々長めのレポートをどうぞ。(やっぱりこのタイトルが一番だと思うので、広島とかぶっちゃうけど、今日もこれ。)
必死で仕事を終えて、新幹線に飛び乗る。
岡山で行われる鈴木雄大2009 USBツアー"君のシアワセ"に行くためにね。
今週は寒の戻りでとっても寒い。
せっかく今回の会場の雰囲気に合わせたおしゃれな格好で行こうと決めていたのに、寒さには勝てずちょっぴり冬仕様。
風邪なんかひいて帰ったらケチがつくもんね。
今日は、時々ここへ訪れてくれる雄大ファンのお友達ともはじめて会える日でもあるのでどきどきワクワク。
会場で待ち合わせ。
エントランスの自動ドアをくぐったとたんにもう雄大さんの声が聴こえる。
CDを流しているのだろうか。
受付で当日券を求めると、お姉さんはドアを開けて会場へ。
その隙間からチラッとステージが見えた!
まだリハーサル中だったんだ!
スタッフの女性が出てきてチケットを買い求めると、なんだかすごくかっこいいチケットで。
半券を切られる前に撮影しておいた。
依然、雄大さんの歌声は聞こえ続けていて、そのままそこにいたい気持ちもあったが、そのままエントランスにいるのも気が引けて、会場の周りをぐるぐる徘徊。
浮き足立っている私は大阪の友人相手に会場周りで取った写真をメールで送りつける。
あまりに浮き足立って写真を添付し忘れたりしながら。
あっという間に時がたち、待ち合わせの時間。
岡山在住の素敵な雄大ファンの方とご挨拶。
とても温かい人で、人見知りの激しい私でさえあっという間にその温かさに安心して話をすることが出来た。
どきどきワクワクしながら扉が開くのを待つ。
やっと開いたその先には、ルネスホールのサイトで見たまんまの空間が広がっていた。
入場順番が6番目で早かったので、最前列の席になった。
ステージにはグランドピアノ。
グランドピアノをこんな間近で見たのは何年ぶりだろう。
雄大さんが今夜弾くグランドピアノのまん前の席だ。
もうそれだけで興奮してくる。
ふっと会場が暗くなり、吉池千秋さんが登場。
広島で聴いたSEのことをすっかり忘れて話し込んでしまったので、鶯の声をまたもや聴き逃してしまった。
会場の音響がすばらしく、広島JIVEとはぜんぜん違うものに聴こえる。
千秋さんのメロディアスなベースがとても心地いい。
そこに木村万作さんが登場してリズムを載せると、今度はどこかちょっと独創的な音楽に変わる。
万作さんのきれいなタイコの音にしばし聴き惚れているとやがてオープニング曲のリズムに変わる。
そして、雄大さん登場!
軽く手を上げてピアノに向かう。
今日は、ピアノの音もどこか違う。
最初はちょっと緊張している風だったけれど、曲が進むにつれてピアノのタッチが強くなっていく。
私は雄大さんの歌を聴き始めて、10年たってやっと歌う姿を見ることが出来たので、長いこと雄大さんが楽器を弾きながら歌うところを想像したことがなかった。
なので、雄大さんがギターやピアノを自在に弾く姿を目にして改めて鈴木雄大というミュージシャンの魅力に取り付かれてしまった。
そんな私が体験してきたまだまだ数少ない雄大さんのライブの中で、今夜のピアノが一番いいと思った。
強くもなく弱くもないタッチで、でもはっきりとした音で奏でられるピアノ。
雄大さんの気持ちが高ぶると歌とピアノのタッチも強くなって、それを感じるとみんながちょっとくすっと笑う。
そして、千秋さんのベースと万作さんのドラムスも呼応して強くなる。
ピアノとベースとドラムス。
バンドの形で一番バランスがいいけど、一番難しい3ピース。
耳慣れているギターやピアノ、サックスなどで奏でられるソロパートを今回はほとんど千秋さんがベースで奏でていたことに気がつく。
そのおかげでよく知っている曲たちは時々不思議な表情を見せる。
こんな風にも出来るんだ・・・と曲が始まるたびに目からうろこが落ちる。
そしてそのたび小さな喜びが胸の中に広がって、思わず涙が落っこちそうになる。
雄大さんのピアノはどちらかというとバッキングが多かったように思う。
「ONLY ONE」の出だしとおわりのピアノパートを千秋さんが弾いていたことに気がついて、歌に集中できるようにするためだったのかなと、ライブが終わってから考えた。
万作さんのドラムスは、とてもさりげない。
時々はっとするようなちょっとした"おかず"が入る。
ほんとうにちょっとしたもので、もう一回聴きたいな~と思うのに同じところに同じ"おかず"は入らない。
だから、それに気がついたときのうれしさといったら・・・。
本当に苦労して作り出したというUSBのサウンド。
千秋さんはそのことを何度も繰り返していた。
最初は苦しかったけどだんだんやっていて幸せな気持ちになっていったと。
そうやって造られた彼らの音楽の完成形が目の前で繰り広げられる。
そこに立ち会える幸福をどう表現すればいいのか悩みながら今この文章を書いているわけなのさ。
雄大さんは2曲ほどギターを持った。
「ボーダーラインを歩け」では、CD版よりかなりシンプルで優しい感じのアレンジ。
ギターでは案外太い音を出すイメージのある雄大さんだけど、この曲でのタッチはちょっと軽めでさわやかな感じ。
万作さんの優しいリズムが向こうで鳴っていて、千秋さんのベースはかなり控えめ。
3人のコーラスがとても心地いい。
続く「Something Never Change」ではちょっと強めのカッティングで若干ワイルドになる。
おおお、いつもの雄大さんのギター♪
そのギターがよく聴こえるようになのか、千秋さんと万作さんの演奏は若干遠め。
時々千秋さんのチョッパー(スラッピングと言うべき?)が聴こえるとおおおっと身震いしてしまう。
広島でも岡山でも本当は踊りだしたかったんだよ、この曲は!
リズムがタイトでかっこいい!このグルーブを感じたらそりゃ踊りたいにきまってる!
途中、みんなで歌いましょと万作さん作曲の小田和正さんのバックバンドであるFAR EAST CLUB BAND名義のアルバムに収録されている「STARSHINE」を演奏。
アルバムでは山本純子さんが担当しているというスキャットの部分、雄大さんのうたうのを聴いてみんなで歌ってみる。
とてもきれいでちょっと悲しげな調べをちょっとセンチな気分で一緒に歌ってみた。
残念ながら全体的にどんな風に聴こえていたのかは分からなかったけど、なんだかいい気分だ。
それから「太陽の匂い」でも、大きな声で歌ってみた。
このときも本当は立ち上がって踊りたかったけどね~。
根性なしの私には出来ませんでした。
前回も書いたけど一番今の自分の気持ちにぴったりな「New World」のアレンジが一番私は好きだった。
間奏で万作さんのドラムスソロが入るのだけど、それが実におしゃれで実に巧みに気分をくすぐるので。
そのたび雄大さんが楽しそうに万作さんのほうを見ている姿を目にすると、私も楽しくなっていった。
今私はきっと、やっと私を待っていた新しい世界が見えているんだと思う。
そんな気持ちをこんな歌に出来る雄大さんを私はきっとずっと好きでいるだろうなあと思う。
MCもとても楽しくて、雄大さんも今夜ばかりは思っていることを何とかみんなに伝えようと、いつもとは違ってたくさんしゃべっていた。
初めてラジオで聞いた雄大さんの声を私は思い出していた。
あの日のまんまで、雄大さんのしゃべりは変わらないなあと。
ルネスホールは天井がとても高く、人が少ないと音がとてもよく響く。
ステージの左右には柱があって、よく見ると照明器具とスピーカーが仕込まれてる。
今回のライブではそういうものはあまり使われなかったけど、オブジェみたいでかっこよかった。
ルネスホールは大正11年(1922年)日本銀行岡山支店として建設された建物だそうだ。
古代ギリシャ様式の意匠が至る所に散りばめられていて、外から眺めるだけでも飽きない。
元々金庫だった場所が公文書カフェという喫茶店になっていて、これがまたおしゃれ。
古い銀行って、やたらと天井が高くて音がよく響くイメージがあるんだけど、ここはほんとうにそんな感じの建物。
ライブハウスとは聞いているこっちの気持ちもぜんぜん違った。
どこかちょっと崇高な気分が混じって、なんとなくかしこまってしまう・・・そんな感じの会場。
集まっているお客さんもおしゃれで大人っぽい人が多くて、なんとなく場違いな感じもあった。
でも、メンバーはそれ以上に気持ちが違ったみたい。
すばらしい会場でかなり気合が入っていた様子。
出だしのところからなんだかとっても楽しそうで満足そうだったのが印象的だった。
そしてまた、この会場にUSBの音がよく合うんだな~。
グランドピアノはとてもいいもので、雄大さんは"欲しい通りの音が出る"とうれしそうだった。
雄大さんの指先から出てくるピアノの音はきっと今の雄大さんの気持ちそのものだったんだろうなあ。
聞いていて本当に気持ちが弾んでくるピアノだった。
雄大さんの歌声は、やっぱりいつもの変わらなかったけど、でもちょっとやっぱり歌クセが違ってたりしてた。
とってもとってもしあわせだと雄大さんはMCで繰り返していて、その気持ちが現れてそうなったんだろうなあ。
雄大さんの歌声は、いつも私を幸せな気持ちにしてくれる。
そして、今回はさらにしあわせで・・・ほんと、またまた涙が落っこちそうになってしまった。
「ONLY ONE」が始まるとなんだか寂しい気持ちも出てきてしまった。
だってこれで終わりだから。
ライブはとても素敵なものになった。
だから、最後は胸がいっぱいで・・・でも終わっちゃったからとても寂しかった。
今夜ばかりは、USBのメンバーにこの気持ちを伝えたくて、まず千秋さんにそして万作さんに感謝の気持ちを伝えた・・・気でいるのだけど、うまく言えなかった気がする。
雄大さんにも何か言いたくて、でも、はずかしくて迷っていたら岡山の素敵な雄大ファンの方がいつか大阪の友人がしてくれたように雄大さんの前に私を引っ張り出してくれた。
結局、また、私は気の利いたことをいえなかった。
でも名残惜しくて、エントランスを出る直前に、雄大さんに向かって手を振ってしまいました。
回りの人たちに笑われてしまったけど、雄大さんも手を振ってくれたので・・・今これを書きながらまた泣きそうです^^;
そんなこんなで、ルネスホールでのライブはとてもすばらしかったということを書きたかったのだけど、あんまりうまくいかなかったな。
誰か冷静なレポを書いてね。
読みに行くので^^;
本当に楽しい夜だった。
同じホールでこのライブを体験できたすべての人の心にUSBは"しあわせの種"をしっかり植え付けたと私は思う。
私はこの種を大切に育てて・・・どんなしあわせが咲くのか楽しみにしようと思う。
うまく育たないなと思ったら、この日のライブのことを思い出そうと思う。
本当に楽しい夜をありがとう!
また3人の素敵な音楽を聴ける日を願ってます!
>セットリスト<
1.あの日のままで
2.飛び方を忘れた小さな鳥
3.New World
4.Just your life
5.ボーダーラインを歩け
6.Something Never Change
7.STARSHINE
8.雨あがりの駅で
9.白日夢の街
10.太陽の匂い
11.静かな闘い
12.君のしあわせ
---アンコール---
13.YOU CAN MAKE ME HUSTLE
14.ONLY ONE
2009.3.26(THU)『鈴木雄大 2009 USB tour!"君のシアワセ"』(at 岡山ルネスホール)
「君のしあわせ」
WORDS & MUSIC BY 鈴木雄大 PLAY BY USB(鈴木雄大、吉池千秋、木村万作)




slanさんのコラムとライブレポからは、
いつも音楽への愛があふれています。
それは、毎回のコラムタイトルが楽曲名
であらわされていることでも十分に
わかるのですが、私はいつもワクワク
しながらも、まずコラムタイトルを確認し、
本文を読み始めるのです。
slanさんの文章は、こちらが知りたい
ことを的確に伝えてくれます。
興味深いコラムを読み終わったとき、
一番下にもう一度タイトルが表示される
のが、slanさんの隠し味。旨い♪
ずっと感心しつづけ、いまでは更新を
心待ちにするファンになっています。
昨夜。お互いに少しお酒が入ってから
やっとお礼を言う事ができて、念願が
叶いました。「かゆいところに手が届く
コラムをいつもありがとう。お会いでき
たら必ず伝えたかったの!」と。
凡人の私にはこんな例え方しかできず
申し訳ないです。うまく言えなくて
ごめんなさい。しかも長文です。(汗)
今回のコラムタイトルは、この曲名が
ぴったり。というか、これしかない!と
思います。
USBライブでしあわせの種をいただき、
slanさんのコラムから愛をいただいて
読みながら涙がぽろぽろこぼれました。
余韻じゃなく、ただ思い出すだけで、
胸があったかい。しあわせです。
投稿情報: Riko | 2009-03-27 22:33
>Rikoさん
素敵なコメントをどうもありがとうございます。
今回のライブを一緒に体験できたことはとても不思議で素敵な縁ですよねえ、本当にシアワセなことだと思います。
でも、またどこかでご一緒して新しい体験を増やしたいですね^^
まだ違うサイトでこのコラムサイトを始めたときからタイトルはその時自分の心の中で流れている曲のタイトルにするというルールだけがありました。
そういうところはなかなか気がついてもらえないのですが、こういう風に思ってくださる方がいたことを本当にうれしく思います。
続けてきてよかったと私のほうこそRikoさんに感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いします!
投稿情報: 安井文@管理人 | 2009-03-27 23:33
おひさしぶりです。
ライブのおすそ分け、ありがとう♪
「雄大さんの歌をホールで聞きたい」という気持ちが、また、ちょっとくすぐってきました。
投稿情報: SNOW | 2009-03-27 23:58
>SNOWさん
わ~!!
本当にお久しぶりです^^
12月はお世話になりました。
ホール、よかったですよ~。
もちろん、ライブハウスや屋外もいいんですけどね。
やっぱりちょっと聞くほうも気分が違います。
投稿情報: 安井文@管理人 | 2009-03-29 01:58
良かったね~、本当に。
いつもに増してドキドキ感の伝わるレポだったよ。
私も岡山行きたかったなぁ。
でもこんな素敵なレポを読めたからいいや。
とにかくお疲れ様でした。
その晩は楽しいお酒になったことでしょう!
投稿情報: 黄色の道化師 | 2009-03-29 21:21
slanちゃんの素敵レポ、楽しんじゃいました!
岡山のホール、素敵だね!
場所は違えど、、、うんうんうんうん!slanちゃんの言葉にうなずきながら♪
私も、演奏家方々の楽しいアイコンタクトとか、奏でる手元とか、見るのが大好き&シアワセ~。でも、いつもお子ちゃま連れだからぜんぜん集中できないんだけどネ(^^;)
いつかまた一緒にライブを観たいなぁ♪
ボーダーラインを歩けのコラムも、心にキュっときたよ。
わたしの孤独感とslanちゃんの孤独はきっとひきあってる~。なんて思ってみたり。でもお月さまいるから寂しくないよね。
あの子も君をみているから~♪だもんね!
投稿情報: くおん | 2009-04-01 10:57
>黄色の道化師さんへ
いつも以上に落ち着きのない文章で・・・失礼しました^^;
雰囲気だけでも伝わればなあと思って書きました。
楽しんでもらえてうれしいな。
その晩のお酒は・・・楽しかったよ~♪
投稿情報: 安井文@管理人 | 2009-04-12 13:43
>くおんさんへ
お久しぶり~♪
楽しんでもらえてよかったです^^
ライブ中の彼らのアイコンタクトとかちょっとしたことがなんか知らないけど気分を盛り上げるんだよねえ。
ライブって本当に特別な時間です^^
そう、孤独は共鳴する・・・そして、共鳴したことが分かったらなんだかちょっと心がポッと温かくなったりもするんだなあと、最近は実感してます^^
今、みんなのコメントを読んでいてまさにそんな気分なのよね~♪
ありがとう^^
投稿情報: 安井文@管理人 | 2009-04-12 13:46