う~ん、『銭ゲバ』が面白いっ!
松山ケンイチ君が出てるなあ程度で見始めたドラマなんだけど、もはやそんなことはどうでも良くなっている。
思いのほか細かく作ってあって、"見"てしまう。
撮影の方法や音楽の挿入の仕方がとても凝っていて、ついつい画面を見入ってしまうんだよなあ。
原作漫画は読んでいない(ドラマが終了するまでは読む気もない)けど、大筋ではドラマの物語は原作漫画に近いらしい。
それを生身の役者が演じ、カメラがそれを追うことで、違う風味が出てくるのは当然で、このドラマではそれがものすごくプラスに働いているように感じる。
その上、主人公蒲郡風太郎(松山ケンイチ)の心象を表しているシーンと、残忍な計画を企てているシーンの音楽がものすごく見ているこっちの感情をあおるんだよねえ。
かなり劇画調に仕上がっている。
このドラマって、かなり作りモノ度が高いけれど、登場人物のセリフのやり取りなどを聞いていると、けっこう普遍的なことが描かれているような気がする。
人間というのは、今自分のおかれている状況や立場、経験からでしか他者のことを推し量れないものだ。
だから、生まれつき裕福な人とそうでない人とでは、物事に対する感じ方は違って当然。
このドラマは、そういうものを振り子を大きく振って極端に表現している。
また、同じ状況下でも環境や接した人々が違ってくると人によって考え方が違っていくことも、このドラマの中では描かれている。
どれが正しいとか、間違っているとか・・・そういうことでは、人の人生は語れないんだなってひしひしと伝わって来るんだよなあ。
(なんかちょっと、横溝正史さんの世界っぽい・・・な、なんてね。)
このドラマは、どの役者がどうこうという視点じゃなく、全体としてものすごくバランスよく出来上がっていると思うんだよね。
松山ケンイチくんはこの頃人気急上昇ではあるけれど、あまり華のある役者ではなく、彼だけにスポットが当たってるという感じでもないんだよね。
まあ、彼あってのこのドラマなのだろうけれど、うまく全体に溶け込んでいるので、私の中では、俗に言う"この役者が出ている作品にははずれがない"という役者に認定されつつある。
この物語の性質上、ラストはある程度想像できるけれど、どう展開していくのか、今後も楽しみだ。
サントラ出るらしい・・・ちょっと欲しい今日この頃。
「Main Theme Of ZENI GEBA(銭ゲバのテーマ) 」
MUSIC BY 金子隆博




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