沈静化・・・とか言ってたくせに。
行って来てしまいましたよ、もう一度。
『エリザベート』博多座公演。
だってだって、座席状況見たら残席があるんだもん。
それに、『エリザベート』は著作権の関係で絶対にDVDが発売されないという話を小耳に挟んだもんだから、余計にいてもたってもいられなくってさあ・・・・。
そのくらい武田トート閣下は衝撃的だったわけなのさ。
今回はA席のちょっと後ろのほう。
それでも結構近かったのだけど、やっぱり顔をしっかり見たいのでオペラグラスを借りた。
それが実は、いけなかったんだよなあ~^^;
結局、トート閣下が出てくると彼ばっかり追ってしまって、帰りの新幹線ではトート閣下のアップばっかり思い出しておりました。
今回、幸運にもまたエリザベートは朝海ひかるさん。もちろん、トート閣下は武田真治なり~。
皇帝は石川禅さん、ルドルフは伊礼彼方さん。
先に見たときから14日後。
やっぱり俳優陣には疲れが見えた。
特に武田君、朝海さんはかなり声帯が疲れている様子だった。
高い音から低い音に音階を下がるフレーズのコントロールが利かなかったり、高音の出だしの音が不安定だったり・・・とは言っても、かなり声の出方が良くなっていて、歌が格段によくなっている。
東京の帝国劇場での公演まで休息が取れるのかどうか分からないけど、声帯を休められれば、帝国劇場ではもっといい声になっている可能性もある。がんばれ!武田!
次に疲れを感じたのは高島兄。
彼はずっと一人でルキーニを演じているので、無理もないかもしれない。
長年ミュージカル畑で鳴らしている方々とそうじゃない方々の歌の安定感の差は歴然。
やっぱり基礎は大事なのよと思いました。
今回ちょっと、朝海ひかるさんの苦しそうな顔が目に付いてしまった。
ちょっと低めの彼女の声は悪くないと思う。
だから、次の公演まで充分休養が取れればいいですなあ。
今回の皇帝役石川さんは、結構若い俳優さんのようだった。
最初登場したときかなり若いのでちょっと変な感じだったのだけど、歳を取るにしたがって渋みが出てきたのでびっくりした。
安定感は前回の鈴木さんのほうがあるんだけど、こちらもなかなか捨てがたいかな・・・。
そして、ルドルフ!いや、びっくり。
最初は涌井さんという人だったのだけど、なかなかこの人が武田君とのバランスが良かったので気に入っていた。
今回の伊礼さんは写真で見るとかなり濃い感じの人で、う~んどうなのよ?と思っていた。(ようするにあまり好みじゃない^^;)実際見ると背も高いしね。
武田君との息はこっちのほうが合ってるんじゃないかなあ。
「闇が広がる」は今回のほうがぞくぞくした。
ルドルフは拳銃で自分の頭を打ち抜いて死ぬ設定になっている。
史実としては、女性と心中したという説があり、そういう話のミュージカルもあるそうだ。
前回事前にそれを知らなかったので、意識もしなかったのだけど、ルドルフと対するときのトートの衣装ってかなり女性的な曲線なんだよね。
歌い方と手招きもかなりねっとり妖艶系で・・・。
もしかしたら、ルドルフには女に見えてる可能性もあるんじゃない???と勝手にどきどきしてしまった^^;
ところが、ルドルフがトートにすがろうとすると男性的なしぐさで突き放したりする。
それを見ながらかなり妙な気分になってしまった。
そして、ルドルフがいよいよ絶命する直前、トートダンサーが登場して彼を翻弄するわけなんだけど、このとき彼らは客席側の半分だけの真っ黒いドレスを着ている。
ルドルフが手を伸ばすと、ダンサーはそれを突き放すようなしぐさをした後にその半身のドレスを脱いで上半身裸になる。
散々ルドルフを翻弄すると、トートが登場して・・・。
う~ん。思い出しただけでどきどきするんですけど^^;
史実をちょっと知っているだけで、シーンの意味の受け取り方ってこんなに変わるのね・・・。
今回は、穴が開くほどトート閣下の顔を見つめたわけですが、おなじみの美しいスチール写真とはメイクが違うことを発見。
舞台用なんだろうけど、目の周りがかなり白くつけまつげかかなり長い。
かつらもライトのせいだと思うのだけど、かなり銀髪に見える。(カーテンコールではスチールと同じくらいの青に見えた)
そんなわけで、死の帝王というよりも白豹か若い白虎の化身みたい。
くるっと後ろを向いて奥に下がっていく姿なんて、かなりしなやかで・・・うっとりですよ!
舞台用のメイクって表情が読みにくい・・・いや、トート閣下のメイクが特殊だからかな?
TVで見慣れている武田真治の表情じゃないんだよね。
まるで人間という感じがしなくて(トート閣下は人間じゃないけどさ^^;)、普通、彼が何かのキャラクターを演じている時ってなんとなく武田真治の気配を感じるんだけど、トート閣下はまるで感じないんだよ。
トートだからなのか・・・それとも、武田真治の演技が進化したからなのか??
今まだちょっと分からないなあ。
今回は、ウィーン版DVDを見た後だったので、舞台が小さく感じて俳優の人数もかなり少ないので、東宝版はかなりコンパクトだったんだなあと、気がついた。オケもかなり少ないしね。
それから、かなり舞台から離れていたので、前回は武田君の歩く音まで聴こえたのだけど、今回は群舞の音も届きにくく、音声はかなり調整されているけど、小さい音に感じた。
まったく同じ演目なので、途中飽きちゃうかと思いきや・・・やっぱりしっかり楽しんでしまった。
それはやはり、武田トート閣下の魔力なのだろうか?
うん、多分そうだと思う^^;
2008.9.26(FRI)『エリザベート』(at 博多座)
「闇が広がる」
WORDS BY MICHAEL KUNZE、MUSIC BY SYLVERSTER LEVAY、(日本語詞:小池修一郎)、PLAY BY 武田真治 & 伊礼彼方




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