日本版『魔王』第9話の感想。
サントラが発売されるそうな。
・・・ほしいなあ~^^;
実はスーツフェチの私^^;
かっちりスーツを着ているキャラクターに弱いという性質を持っている。
スーツを着ているだけで、どの人も3割増のいい男に見えるという色眼鏡まで装着している(!)
そんなわけで、弁護士役に入れ込んでしまうのは必然的ではあったのだが、とうとう、第9話では"魔王"化した芹沢兄役の劇団ひとりまでかっこよく見えてしまった。
第9話は、葛西役の田中圭君が絶品!!
正直なところ、最後のところは芹沢役の生田斗真君が食われてた。
田中圭君は見るたび脇役で登場していて、毎回目を引く演技をしているので(顔もかわいいし)結構好きな俳優。
苦悩する男は美しい~!
成瀬役の大野智君もすごかった。
本家とはまるで違う弁護士像が出来上がっている。
顔が丸いからか元々温和な感じの顔立ちなのに、酷薄な表情になるととたんに冷たくなってこわい。(突き放されたような感覚になる)
だけど、その奥に成瀬という男の複雑さが感じられて・・・どきどきする^^;
"魔王"の時(!)は瞬きしないのが大野君のこだわりだとか(公式サイトのプロデューサー日記にそう書いてある)
今までは無意識に本家と比較して"ここはあのシーンに相当するな"というようなことを考えながら見ていたのだけど、第8話終わりあたりからそんなこと考えないほど食い入ってみている。
もしかしたら、本家とは違う終わり方をする可能性もあるんじゃないかなあ、想像できないけど。
やっぱり芹沢には苦悩を感じない。
"はやく俺を殺せ"と叫ぶ芹沢は、まるで何も分かってないんだなと思った。
第9話頭の成瀬を問い詰めるシーンで、完全に迫力負けしてる。
11年前、真実を隠蔽したということについてはかなり苦悩している感じがするけど、事故とはいえ、人を一人殺したことに対する罪悪感が正直彼にはないんじゃないかとまで思えてくる。
それが原因で自分の周りの大切な人が死んでいくことをそうとう苦しんでいるけど、そこまでのことをせざるをえなかった成瀬の心情には程遠い。
ものすごくその部分にこだわってしまっているけど、そこは芹沢の人物像では絶対必要な要素だと思うのだ。
その点、成瀬は自分の復讐のために直接関係ない人(領の姉、空とその母親、しおり)を利用することにかなり苦痛を感じているということが伝わってくる。
日本版『魔王』の弁護士は、そういう位置づけで周りの人間を分けているように見える。
芹沢の写真に向かって"やっと会えましたね"と声をかける成瀬の声が、心なしかほっとした感じに聞こえた。
なぜだろうね、とても切ない感じだった。
今、11年前のあの事件が事故だったと彼が知っても、あまり意味のないことなのかもしれない。
彼は芹沢からの謝罪の言葉がほしいんだろうか。
成瀬=真中友雄について。
母親が英雄の葬式で倒れて亡くなり、アパートを引き払ったあと、ホームレスのような生活をしていて、成瀬領と出会い彼が事故死したときに入れ替わった・・・そこまでは芹沢の調査で明らかになっている。
でも、その後、彼がどれだけ苦労をして今の地位までたどり着いたかが説明されてないし、その頃の彼の様子を知る人物が出てこない。
なにより、彼をとめようとする人物がしおり以外にいない。
(芹沢はあくまでも成瀬=真中友雄=雨野真実を捕まえることしか考えていない。)
同じ事件を発端に人生が変わってしまった2人の男。
被害者である成瀬には彼の過去を知り、温かい心で彼を受け入れる人がいなかった(成瀬姉弟は今のところ、唯一その存在とだったいえる)のに、加害者である芹沢には彼を信じて助けてくれる同僚がいるという構図がなかなか皮肉。
もちろん、芹沢の家族・友人関係は薄い氷の上にあるような脆いものだったことが第9話までにわかったけれど、それでも成瀬=真中友雄が歩んできたと思われる孤独で寂しい人生と比較すると、彼自身を受け入れてくれていた人たちがいたのだから、まだましなんじゃないかって思えてくる。
ここへきて、葛西の麻里(吉瀬美智子)への気持ちが真剣なものだったことが分かった。
宗田(忍成修吾)殺しの濡れ衣を着せられたとしても、麻里を守りたいという葛西の気持ちが哀しい。
麻里はそこまで葛西のことを思ってなかったかもしれないのに。
正直、麻里はそんな素敵な女性には見えない。
それなのに、あれほど真剣に守ろうとする葛西を見ていると葛西もまた孤独な人だったのかも・・・なんて思った。
友達と言いながら、自分を追い詰める宗田との関係、あれは事故だったと信じたいけど、芹沢の父のやっていることを目の当たりにしてその気持ちも揺れていたかもしれない芹沢との関係・・・う~ん。
後残り2話なのに、まだまだ謎が多いような気がする。
どんな結末になるんだろう・・・そして今夜も第9話を見てしまう私なのだった^^;
「幸せの鐘が鳴り響き僕はただ悲しいふりをする」
WORDS & MUSIC & PLAY BY Blanky Jet City



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