日本版『魔王』の公式サイトに行ったら、"裏魔王"にかなり重要な設定が説明されていた。
それはドラマの中で触れるべき内容だと思うぞ~!!
なのにそんな表現は今までの放送内容ではなかった。
個人的に第9話を見る前にそこのところはチェックしたほうがいいと思う。
その設定をドラマ中できちんと表現しておけば、なんで宗田(忍成修吾)があそこまで芹沢家にたかるのか、山野(清水優)が復讐に執着するのか・・・が分かってくるのだ。
"裏魔王"は抜け落ちた設定や状況説明をかなり詳細に説明してある。
説明しすぎじゃないかなと思っていたところ、ここ2回分くらいはドラマで使用されるカードについての説明が軽くしてあって、さすがに詳しすぎると指摘があったのかなと邪推していた。
今回はどんな内容かなあ~と第8話放送後にアップされた"裏魔王"を見てみた。
そこには11年前に直人の父(石坂浩二)が(もちろん熊田弁護士を使って)事件の目撃者と関係者に手を回して"それぞれの親から"正当防衛だったと少年たちに証言させたと説明されている。
しかも最後まで読むと、おそらく親たちは直人の父に買収されたのだと読み取れる。
たしか、直人が父に"あれは事故だったと証言する"と言ったのにだめだと一喝されるシーンは何度か出てきたが、そのほかのメンバーについてはそれらしいシーンはなかったはず。
第8話で葛西(田中圭)と宗田がもみ合うシーンで始めてそれっぽいセリフを宗田が言う程度。
この2つだけでは、私はそこまで想像できなかったんだけど、みんな違和感はないのかな。
これは結構重要なことだろう。
これ読んで私はやっとなんで宗田があそこまで嫌らしく芹沢家に入り込めるのかに合点がいった。
そして宗田の「オレまで殺人犯になった気分だ!」のセリフの意味が分かった。
宗田は嘘をつかされた-宗田にとっては直人が英雄(竹内寿)を最初からその気でナイフで刺したというのが真実-ことで、自分は傷つき人生がおかしくなった・・・だから芹沢家は自分に対して代償を払わなければならないと考えている。
葛西はずっと直人を信じようとしていて、石本(脇知弘)ははなからあの事件については目をそむけたと説明もある。
そして、山野も。
山野にとっては、直人たちにいじめられてきたことさえなかったことにされ、友達まで失ってしまった。
何かあれば宗田にとってはこれが切り札になる。
自分の要求が通らなければ、この"ネタ"をどこかに売ればいい話だくらいには思っているかもしれない。
だから、軽蔑しながらも芹沢家の面々は宗田の言動を黙って聞いていたのだ。
・・・そして、宗田は拉致された。
さて、第8話。
やっと直人が成瀬にたどり着いた。
"真中友雄"が、倒れた鉄骨が原因で死亡した事件の新聞記事から、当時もう1人少年がいたことを突き止めた直人(生田斗真)は、この2人が入れ替わったのではないかと気がつく。
"真中友雄"の補導歴を調べることで、もう1人の名前を見つける。
そして、そこには"成瀬領"と書いてあった。
なるほど~!!
さすが警察官と思わずひざを打ってしまった。
ここまではさすがの成瀬も記録抹消は出来なかったってことか。(それともわざと残してあったとか・・・それはちょっと、考えすぎかな)
このあたりはなかなかスマートな展開だった。
しかし、池畑((六平直政)がCD-Rを成瀬の姉(優香)に送ったことを思い出せば、新聞を見た時点であれっ?と来ると思うんだけど、それは私が視聴者だからなのかもしれない。
さんざん直人に思わせぶりなことを言い続けてきた成瀬はそんな直人とは無関係に(!)しおり(小林涼子)と恋愛ムード・・・が、山野の横槍でいきなり中断^^;
しおりが積極的なので成瀬はそれにおされたって感じに見えた。(関係ないが本家では逆)
成瀬にとって(この11年間を考えれば)これはきっと初恋に違いない。
このまま流されたいと一瞬思ったのかもしれないけど、あれほど周到に用意した復讐をいまさらやめるにやめれない。
一晩の花火でその思いにけりをつけようとしている。
このあたり、あまり現実感がない流れだった。
成瀬が置いていった傘に触れると、そこからしおりの中にもある思い出がよみがえる。
11年前、雨の日にかさを差し出した少年のことだ。
成瀬は"真中友雄”だった。
直人から、"真中友雄"が犯人だと聞いていたしおりに衝撃が走る。
いや~、このシーンはとてもスマートで印象的だった。
あの雨の日のことをしおりはいつ思い出すんだろうと思っていたので。
友雄は「僕のほうこそありがとう。弟のために証言してくれて」と言ってた。
うわ、そこまで言ってるんだ・・・と思わず画面に向かってつぶやいてしまった。
"雨野真実"は、判決の出たあの日に隠蔽された真実を指している。
最初からそれは視聴者にとっては公然の秘密だったわけだけど、直人は第8話でやっとそのことに気がつく。
なんというか、このあたりの設定が人間の残酷な一面を浮き彫りにしてるなあと思う。
人は自分の痛みには敏感。
何があっても生きるためには自分自身を守ることが何より先決。
それは人間に限らず動植物にとっては最優先な事柄。
直人は11年前、結局友雄に会っていない。
一応行ってみたようだけど、きちんと謝ってない。
出来なかったのかもしれない。
そして、そのまま直人は自分自身の苦しみにとらわれて、被害者家族のことを徐々に封印して言ったのかなあ。
それが、この復讐劇に関係しているような気がしてならない。
そのあたり第9話で詳しく出てくるのだろうか。
今まであまり深く表現されなかった直人の11年間の苦悩が表現されるのかな。
注目の第9話の放送は今夜22:00(笑)
「truth」
WORDS & MUSIC BY HYDRANT、PLAY BY 嵐




結局ぜんぜん見てないまま、録画も途中でやめてしまい・・
なのについつい↑読んでしまった(!)
そのうちキチンと見るときに、なるほど、あのときのアレのことね・・・
って思い出すことでしょう^^
投稿情報: ゆみ | 2008-08-29 17:49
さくさくっとドラマを見続けております。
時間が経てば記憶は薄れたり忘れたりするものだから
人間は生きていけるんだと個人的には思っています。
沢山の関係のない人までも巻き込んでまでなされていく復讐心の持続って
本当にあるのだろうかとこのドラマを観ながら
いつも考えさせられます。
まぁ私は甘ちゃんだからわかんないのかもね。
関係ないけどこの嵐の主題歌もすっかり口ずさめるようになりました。(笑)
投稿情報: 黄色の道化師 | 2008-08-29 22:24
>ゆみさん
あらら^^;
そっか~、見るのやめてしまったんですね。
私ははまりまくってて、嵐のCDまで買ってしまいました。
現在"成瀬病"です^^;
投稿情報: 安井文@管理人 | 2008-09-04 13:13
>黄色の道化師さん
>時間が経てば記憶は薄れたり忘れたりするものだから
>人間は生きていけるんだと個人的には思っています
基本的には私もそう思ってます。
第10話の予告のセリフで"人が過去を忘れても過去は人を忘れない"というのがチラッと出てました。
人と人の関係って大雑把なようで実は繊細。
一方が忘れてしまっても片方には重要なことだったり・・・つまり、そういうこともあるんだってことを大げさに表現しているのが『魔王』だなって。
思いつきの行動は出来るだけ控えようって思いますね^^;
>沢山の関係のない人までも巻き込んでまでなされていく復讐心の持続
日本版『魔王』に関しては、関係ない人は極力巻き込まないように成瀬は気を遣っているように見えます。
まあそれはそれとして、「繋がれた明日」を読んでみて、私はあるのかもしれないと思います。
ただし、それはすでに純粋に死んだ人間のための復讐ではなく、それを理由に増幅された怒りや孤独などによって掻き立てられるものではないかなと。
私は「truth」CD買っちゃいましたよ^^
投稿情報: 安井文@管理人 | 2008-09-04 13:24