以前から注目していた市原隼人くんが『ROOKIES』の安仁屋役で一気に大ブレイク・・・なんだろうなあ。
もっとも3年位前までは連続ドラマにも出演していたし、その後のここ3年は毎年マメに2~3本の映画にも出演(しかも全部主演!)していてその映画がそこそこ話題にもなっている。
だから、知ってる人は知ってる人気俳優ではあったのだけど、毎週必ずゴールデンタイムに放送されるドラマの威力というのはすごいもので、今では"市原隼人"というだけで普通に通じてしまうほどに市民権を得てしまった。(という状況が実は少しさびしい今日この頃。)
公式サイトもいつの間にあんなに充実したんだって感じデス。
市原隼人君について今書くことに実はかなり抵抗があるのだけど、『ROOKIES』での彼を見ていていろいろ思うところがあったので、こうして書くことにした。
『ROOKIES』は少年ジャンプで連載されていた大人気漫画が原作。
不良少年たちが熱血教師の愛ある指導で野球に打ち込み甲子園を目指すというかなりベタなお話。
市原君はその野球部のリーダー的存在(キャプテンではない)の安仁屋という役を演じている。
どう見ても野球部員は10代の少年には見えず、無理ありありではあるのだけど、去年見た映画『クローズZERO』と比較すると、『ROOKIES』のほうが配役に無理がない気がするし、内容も健全で前向きだなと思う。
夢を持って変わっていこうとする不良少年たちに好感を持ってしまう。
市原君というとヘタレな男の子のイメージが強い。
ちょっとぼんやりした印象でへらへらと何でもやり過ごしてしまう。
そんなイメージになってしまうのは、そういう役が多いからというのが最大の理由だけど、彼が16歳のときに出演した『偶然にも最悪な少年』のメイキングビデオで見た彼の受け答えがまさにそんな感じだったので、私の中でははっきりしないうじうじした少年というイメージが定着してしまった。
"この少年はこれからちゃんと大人になれるんだろうか"とかなり心配したものだ。
彼がドラマの番宣と映画の宣伝でバラエティーに出演しているのを見かけるたびにはらはらしてしまう。
ちゃんとしゃべれるのか~!
しかし、彼もいまや21歳。
基本的にはあまり変わっていないようだけど、とりあえず文章をしゃべるようになっていて、"お、大人になったよなぁ"とまぶたを熱くしてしまう私なのであった。
これって一種の親心かしら。。。
そんな彼の映画出演作はできるだけ劇場に足を運んで見ることにしている。
ついこの間も『神様のパズル』という映画を見たばかりで、その映画を見て"あれ?"という違和感を感じ、『ROOKIES』を見てさらに"おおお?"とさらに違和感を感じた。
市原隼人という俳優は演技をしているんだろうけど、"ほんとに演技してるの?"といった自然な感じがあり、実際の彼もこんな感じなんじゃないかと思わせてしまうのが特徴だと思っている。
以前から目で訴えかけるタイプだなあと思っていたんだけど、『神様のパズル』『ROOKIES』でははっきりとした意思がそこに加わったように感じるんだな。
そこが私に"なんか今までと変わったな"と思わせるのだ。
バラエティーでの彼の振る舞いや雑誌インタビューでの受け答え、DVDの特典インタビューなどでしゃべる彼の姿や共演者の彼に対する印象などを見たり聞いたりして、"私はとんだ勘違いをしてたんだなあ"と申し訳ない気分になるとともに新しく知った市原隼人という俳優の素に近い姿を見て今までとは違った好感をもっている。
実際の市原隼人という人がどんな人物でどんな生活を送っているのかなんて私にはまるで分からないし知りようがないが、彼はきっと私が見た16歳の頃からいろんなことや人に出会って変わってきたのだろうなあと想像させる。
『ROOKIES』の安仁屋はほとんど毎回眉間にしわを寄せている。
そんな表情自体が私の記憶にほとんどなかったので新鮮だった。
感情を抑えたような声で喋る姿もあまり見た記憶がない。
(正直、年甲斐もなくどきどきしてしまう^^;)
そんな表情ができるのは彼の記憶の中にそれに似た感情があるからなんじゃないかって単純な私は思う。
そして、仲間と心底楽しんで笑っている表情を見ると"ああ、いっちーだ!"と安心する。
ドラマなのに・・・^^;
少年だった市原隼人はちゃんと大人な青年になっていた。
なんだかとってもうれしくてわくわくする。
私の受けた感じはあながち独りよがりでもないらしい。
『ROOKIES』の特集雑誌の中で、本人が"なんか今までと違う!"と言い切っているのを発見。
初めて監督の言うとおりに演技しているということなのだが・・・・なんだよ~ぅ、今までちゃんと演技指導されてなかったのね・・・^^;
ということは、天然であの演技だったわけだ・・・それはそれですごいのかもしれん。
インタビューでは、(言葉はあまりうまくないが)自分の意見をしっかり持っていて回りに流されまいとする姿勢がよく現れている。
私が昔見た16歳の市原くんもそうだったのかもしれないが、きちんとしゃべれてなかったからなあ。
そのとき持っていたものをそのまま今も持っているのだろうなと感じる部分もある。
その素直なままで行ってほしいと思う部分もあるが、せっかく演技に目覚めてきたのだし、いいものを持っていると思うので、もう少し専門的に演技の勉強をしてカメレオンのような役者になってほしいと個人的には希望する。(言うのはタダだもん^^;)
「キセキ」
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