6月28日(土)、Boogie Houseにベース職人2人のライブを聴きに行く。
世界で初(本人たちいわく無謀)のベース2本のみでのインストゥルメントユニットTWINのライブだ。
私はジャスベーシストだと思っているのだがいまいち正体不明の大物水野正敏氏と日本スラッピングベース(いわゆるチョッパーベース)界では知らぬ人のない江川ほーじん氏のユニット。
ベースって言うと"ギターと同じじゃないの?"などとしばしば質問されてしまうほどマイナーな楽器であるが、実は世の中のほとんどの音楽にはベースが入っていて、ドラムスと並んでリズムの要とも言われているほど重要な楽器。
バンドの底辺を支えるこの楽器が、この頃はさまざまなアプローチでひとり立ちしている。
ベースだけで歌う、クラシックの名曲をアレンジして弾くなどなど。
さて、この2人はどんな音世界を聴かせてくれるのだろう・・・・!
私はベースを弾くが、スラッピングはできない。
あれだけリズムを自分のものにして多種多様な音が出せればかっこいいし気持ちいいだろうなと思うけど、あんなこととてもできない。
2フィンガー(人差し指と中指)で弾くのが精一杯。
スラッピングはほぼ5本の指を駆使している(ように見える)体全体を使って演奏するほーじん氏のベースプレイは見ていて楽しいし、聴いていても楽しい。
休みなくリズムを繰り出し(しかもひとつの狂いもない!)、ミスタッチもほとんどしない。
あの粘りはすごいと思う。
ほーじん氏のスラッピングテクニックはそんな感じでもちろんすごかったのだけど、今回やはりこの人は正体不明だわ・・・と改めて感じたのは水野正敏氏。
ほーじん氏に比べると音も控えめで演奏も2フィンガーで弾いているので、ともするとほーじん氏ばかりに目が行ってしまいがちなのだけど、実はものすごく細かいフィンガリングで引き続けている。
やわらかいタッチで弦に触れているようにしか見えないけど、ほーじん氏の躍動感のある旋律に美しいメロディーを乗せている。
見た目はとても温和で、話し振りもほのぼのしているのだけど、水野氏が作曲した曲なんてとてつもなく難しく、本人さえ面倒くさい曲だなあと思いつつ弾いているらしい。
が、ほーじん氏が弾きこなしてしまうのでかろうじてやれてるなどと控えめなことを言っていらっしゃったが、とても楽しそうに演奏していたことを私は見逃さなかった!
2人の演奏を聴いていると、ドラムスなし(本当はほしいらしい)であれだけのリズムとテンポをキープしてなおかつちゃんと曲に聴こえるのだから、ベースという楽器が単に低音ラインを引くだけではもったいないことが分かってくる。
こういうのは普段歌しか耳に入らない人にはよく分からない世界なんだろうなということも重々承知している。しかし、音楽が歌以外の旋律の集まりでもあることを知って、もっといろんな角度で音楽を楽しめる人が増えたらいいなあといつも思っている私は、こういうものももっとたくさんの人が聴くといいのになと思うのだ。
20年位前、広島郵便貯金ホールで爆風スランプのライブを見たことがある。
ちょうど「RUNNER」が大ヒットしていてマイナーバンドのレッテルを貼られていた爆風スランプが一躍メジャーバンドにのし上がった頃である。
会場は黄色い声が飛び交っていて、広いステージの上ではベーシストの江川ほーじん氏が所狭しと走り回っていた。そして、その翌日、江川ほーじん脱退のニュースが流れた。
そんな感じに江川ほーじんというベーシストは私にとってはTVの向こうにいる人だったのだが、この日、私は、な、なんと・・・この江川ほーじん氏からまったく不意にハグされちゃったのだ~!!!!
これまでに2度ほどBoogie Houseで江川ほーじん氏のライブを体験したが、ライブ後にお話しできる機会などついぞなかった。
1度目は大所帯のファンク系バンド、2度目はそれほどの人数ではないが、水野正敏氏の演奏を始めて体験したポートフォリオ(ベーシスト2人の為のユニット)だった。
ライブハウス内はファンも含め足の踏み場もないほどだったのだ。
今回は純粋に2人だけ・・・お客さんもかなりのマニアとこの界隈のベーシスト連中という地味なメンバーだったため、カウンターに陣取っている私の横で出演者がくつろいでいるというなんというか落ち着かない状況だったのだ。
ライブ終了後にCDを購入した際、サインをしてもらえたのだけど、ハグはまったく不意にそのときされたのだ。
あまりに突然のことに舞い上がってしまい、後は何をしゃべったかよく覚えてない・・・(それはいつものことだったり^^;)
しかし、10年位前まではそういうメジャーなミュージシャンの方と話したり触れ合ったりなんてこと想像もつかなかった。
すごいミュージシャンを引き寄せるBoogie Houseという素敵なライブハウスが私の地元にあってよかったなと改めて思った夜だった。
水野正敏氏のサイトでTwinの曲解説が読める!
MIZUNO・METHOD
2008.06.28(土)"Twin"CD発売記念年内100本組み手~!!(at 周南Boogie House)
「Stamp!」
MUSIC & PLAY BY TWIN




え~、いいなぁ、ほーじん氏とハグ。
爆風スランプはデビューアルバムとその次だけ持ってますが
やはりいまだに雲の上の人です。
ほーじん氏が脱退してから爆風もあまり聴かなくなっちゃった。
とても懐かしかったです。
投稿情報: 黄色の道化師 | 2008-06-30 22:04
>黄色の道化師さん
いいでしょ~♪
でも、まじめな話いきなりだったので、あたふたしてしまって、奇声を発してしまったの・・・・^^;
いやあね、免疫がないのって。
雲の上の人と接近できるという意味では、Boogie Houseってすごい稀有なライブハウスだなって思います。
投稿情報: 安井文@管理人 | 2008-07-03 09:14