金曜日、約束がなくなったので不意に時間が空いてしまった。
折角なので久しぶりに映画に行くことにした。
あまり興味を惹かれる作品もなかったんだけど、気分を変えたくて思いっきりらしくない映画を見ようと決めて映画館に足を運ぶ。
選んだ映画は「はちみつとクローバー」
評判は上々だったけど、アイドル映画っぽい感じがして見ないつもりだった作品。
しかしこれが、久々に大当たりだった。
いや、面白かった。
原作の漫画が大ヒットしていることは知っているんだけど、機会がなくてまだ読んでいない。
どの人がどんな絵柄で表現されているかさえ知らないので、逆によかったかもしれない。
とにかくアートな作品だと思った。
美術大学が舞台だからというのを差し引いても、なかなか凝った作りだと思った。
出て来る建物や街角さえもなんかいい感じなのだ。
それに登場人物たちの体温や匂いまで伝わってきそうだった。
(森田は絶対くさいと思うぞ!)
物語の進み方もその中に出て来るいろんなシーンにもわざとらしさを感じなくて、ものすごく自然な感じがした。
音楽もいちいちかっこよくはまっていて心地よかった。
エンドロールをぼんやり見ていたら音楽は菅野よう子さんが担当していることがわかった。
どおりで私の気持ちに合うわけだわ。
菅野よう子さんは売れっ子の作曲家で、主にアニメの音楽が有名。
私が彼女の音楽を知ったのは『カウボーイビバップ』という大人向けの渋いアニメ作品。
未来の宇宙で荒稼ぎをする賞金稼ぎたちの話。
ルパン三世を思わせるような音楽がめちゃめちゃかっこよかった。
この映画でも実にさりげなく彼女の音楽が流れててこれがいちいち気持ちにぴったりで、なんかすごく得した気分。
役者がまたそろってた。
こんなに若い俳優ばかりの映画ってここ最近見てなかったので、ものすごく新鮮。
蒼井優ちゃんはほんっとかわいい。
お気に入り俳優の一人である市原隼人君主演の映画2本に彼女は出演(『リリィ・シュシュのすべて』、『偶然にも最悪な少年』)しているので私にとっては結構なじみの女優。
2つともぜんぜん違う感じの役だったけど、どちらも彼女はなかなか印象的だった。
でも、今回のはぐほど彼女にぴったりな役柄はないだろうというほどはまっていた。
いやほんと、そばにいたら面倒見てあげたくなるような女の子だね。
(『時効警察』の三日月君を何気に思い出してしまった。姉妹っぽいわ)
嵐の桜井翔君。
なんかすごく役にははまってたなあ。
彼のキャラクターは実は結構好きなんだけど、バラエティでしゃべってるところしか見たことなくて、正直演技に期待はしてなかった。
ものすごく真面目で几帳面で世話好きの竹本。
あまりにも平凡でちょっと演じるのは難しそうなこの役を自然にこなしてたなあ。
一番最初に彼を見ながら女の子たちがしゃべってた内容を今思い出してしまったけど、ほんと、その通りって感じ。
いや~、桜井君、今後彼の演技には期待しちゃおっかな。
伊勢谷友介君にはびっくり。
意識してないんだけど、私の見る作品に結構出ている人、いつも印象が違う。
『CASSHARN』(三日月君も出てた♪)のイメージが一番強いんだけど、いや、森田のほうが嵌ってたなあ。
活舌があまりよくない印象があって、いつも彼がセリフをしゃべるのがきになるんだけど今日はぜんぜん気にならなかったなあ。
あれだけ脱力した演技って見たことなかった。けっこういいねえ。
今年は彼が出演する映画がたくさん公開されるらしい。
なるほど、それで彼は最近CMによく出ていたんだなと納得。
山田あゆみちゃんを演じた関めぐみちゃんは初めて見たはずなのになぜか記憶にある顔。
なぜだかは、わからん。
でもかなりいい感じだったね。
じっと真島を見つめる姿はかわいくて、けなげな女の子という感じ。
ちょっと姐御肌ではぐのことも面倒見ちゃうし、尻込みする真島のお尻をたたいちゃうし。
竹本や山田にもはっきり物を言う。素敵な女の子だったね。
真島と並ぶとほぼ同じくらいの身長でびっくりしてしまった。
でも、一人で立っていると顔が小さく全体のバランスがいいので小さく見えちゃう。
かなりつぼだったのは加瀬亮君が演じた真島。
見た目がもうかなりストライクゾーンでいい感じです(笑)
この人はものすごくオダギリジョー君と印象が似ているんだよなあ。
(真島のヴィジュアルは『メゾン・ド・ヒミコ』のオダギリ君にものすごく近い。)
やばいやばい!
そういやオダギリ君と加瀬君は『アカルイミライ』と『スクラップヘブン』(こっちはまだ見てない)で共演してるんだった。
真島はけっこう毒舌。でも、好きな女性には一途でストーカー一歩手前の自分の行動に悩んでいたりもする。
そのアンバランスさがなかなかそそられました(?)
その他脇を固めるちょっと年齢が上の俳優さんたちもなかなかいい味出してました。
ほんと、キャスティングには脱帽だ。
映画の最中、真面目なのに面白いシーンが多くて、くすくす笑いがおさまらずずいぶん困ってしまった。
ものすごくさわやかで、見終わってからすがすがしい気分になっていた。
帰り道はものすごく得した気分だった。
たまにはこういう青春映画もいいもんだ。
この映画の雰囲気を気に入ったのでアニメもあるらしいが、漫画とアニメはしばらく見ないことにしよう。
ちょっとふさぎがちな人にお勧め。
『はちみつとクローバー』
ジャンル:恋愛
制作国:日本
制作年:2006年
製作:「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ
配給:アスミック・エース
監督:高田雅博
脚本:河原雅彦、高田雅博
プロデューサー:小川真司、今村景子、多田真穂
音楽プロデューサー:金橋豊彦、茂木英興
音楽:菅野よう子
配役:櫻井翔(嵐)、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、山田あゆみ、堺雅人、西田尚美 他
「魔法のコトバ」
WORDS & MUSIC BY 草野正宗、PLAY BY スピッツ




映画のハチクロ、よかったですか。
映画のCMで、最初スピッツが流れていた頃は、観るとゾワゾワ(悪い意味でなく、ちょっとこそばゆい感じ)してたのに、途中から嵐の曲になったら、平気になったので、やっぱスピッツは力があるなぁと思いました。スピッツも管野さんの音楽も原作者さん大感激だったようですね。
投稿情報: ハラ | 2006-08-26 10:57
>ハラさん
ようこそ!
映画よかったです^^
あまり期待しなかったのがよかったかもしれません。
漫画とは少し設定など違うようですね。
映画のエンディングあたりからスピッツが流れるのですが、私はカポっとはまってるなあと安心しました。逆に嵐の曲になると興ざめしてしまいました。
原作者の方が、スピッツと菅野よう子さんに感激ですか・・・。
それを聴くと原作を読んでみたくなりました。
どのくらい原作の雰囲気をつかんでいるのか確かめたい気がします^^
投稿情報: 安井文@管理人 | 2006-08-26 23:46