先週木曜日、3時間ぶっ続けで日本の歌と題した公開音楽番組が民放で放送されていた。
テレビ東京の「夏祭り日本の歌」という特番だったようだ。
その翌日にも似たような特番があったような気がする。
今はちょうど、TVの放送クールの切替時期なんだろう。
毎日何かしらの特番をやっている。
「夏祭り日本の歌」は食事をしながらちらちら見ただけなので、全体的にどんなどんな雰囲気なのかは掴みきれなかった。
つんくファミリーの女の子が2人で「この広い野原いっぱい」を歌う姿は申し訳ないが爽やかさにかけていて、なんだか嘘っぽいよなあ~というのが正直な感想。
ほかには青い三角定規がオリジナルメンバーで「太陽がくれた季節」を歌っていたり、ダ・カーポが「結婚するって本当ですか」を歌っていたりした。
ソファーに移動してまで見たのは1曲だけ。
それが「遠くで汽笛を聞きながら」だったわけなのさ。
これはアリスの名曲。
確かアリスではメインボーカルが谷村新司さんだったと思う。
番組では堀内孝雄さんが歌っていた。
フォーク系のミュージシャンが歳を重ねて演歌を作るようになるのはなんとなく自然な流れだなと私は個人的に思っていて、堀内孝雄さんが演歌系歌手になっていくのも流れとしては自然だなと感じている。
谷村新司さんはちょっと系列が違うような気もするんだけど、そもそもジャンルわけなんてモノはいい加減で単なる分類に過ぎないのであまり気にしない。
ただ、演歌だけはなんとなく子供の頃から特別な世界のような気がしていて、今でも演歌歌手っていうのはすごいエンターティナーだなと思っている。
ちょっと話しがそれてしまった。
「遠くで汽笛を聞きながら」は私にとっては思い出深い曲だ。
もちろん、そういう人は日本にたくさんいるだろう。
まあそのくらいいい曲なんだな、これが。
小学生の時、気まぐれにギターをちょっと弾くようになっていたんだけど、コードを覚えてきちんと弾き語りをした初めての曲が、実はこの「遠くで汽笛を聞きながら」だった。
中学生の頃の話。
とある人の生演奏を目の前で聴き、その姿のかっこよさに触発されたのだ。
とある人というのは、当時の理科の担任(男性)
同じクラスだった友人はこの先生の大ファンで理科の担任がこの人に決まって大喜びだった。
彼女は卒業生に、この先生に教わったことのあるお兄さんがいたので、この先生の噂を聞いていたらしい。
すごく面白くてかっこいいといつも目をハートにしていたなあ。
でも、実際授業を受けてみると彼はものすごく怖い先生だった。
授業の進みは速く、授業を妨げるような行為をすると竹の物差しで私たちをしばく、怒鳴る。
今だったら訴えられちゃうかも。
私はとにかくこの人が怖くて、好きになれなかった。
ところが学期の終わりに私は彼のことが大好きになってしまった。
この先生、授業の進みが速いので学期の終わりには時間が余ってしまう。
NHK教育TVの理科の番組を時間中流して自習にしてくれることがあり、そのときは居眠りしてようが何してようがとにかく静かに席についていれば怒ったりしなかった。
でも、私が彼を大好きになったのはそれが理由ではない。
この先生、実は無類の音楽好きで授業中に弾き語りを披露してくれたのだ。
初めてその姿を目の当たりにしたときはとにかく大感激で涙が落っこちそうになった。
誰かがギターを弾きながら歌う姿はそのとき始めて見たものだからそのかっこよさにしびれた。
授業中ものすごく怖かった先生の姿なんて吹き飛んだね。
それが「遠くで汽笛を聞きながら」だったんだ。
詞の内容はあまり深く考えなかった。
ただひたすらコードを覚えて、歌詞を覚えてギターで歌ってみた。
たった一人部屋の中でやっていたことだけど、ものすごく楽しかった。
初めてうまく行った時は、感激したもんね。
堀内孝雄さんの歌を聴きながら、その先生のことを思い出していた。
当時独身で20代半ばだったあの先生、今はどうしているんだろうねえ。
ブラスバンドの定期演奏会でも熱唱してたんだよなあ。
今も歌っていたら嬉しいよね。
そんなことを考えながら、改めてその歌詞を聴いてみると、なんだか心に染みてきちゃった。
私は、今まさにこの歌の心境になりつつある。
・・・歳をとったんだね私も。
TVでは歌い上げた堀内孝雄さんが目に涙を浮かべてた。
彼も故郷のことを思い出していたのかもしれないな。
「遠くで汽笛を聞きながら」
WORDS BY 、MUSIC & PLAY BY 堀内孝雄(でもアリスのほうが好き)




偶然私もその番組を見てて
お皿を洗いながら口ずさんでいました(笑)。
アリスは当時まだ自分が子供過ぎて
うろ覚えですがでも一応リアルタイムで
ヒット曲だけは聴いていた。
(「チャンピオン」くらいから、といってもまだ小学生でしたが・・・。)
中学校の放送室にアリスのベストアルバムがあって
昼休みに好んでよくかけてました。
特にこの曲はお気に入りでした。
放送部が新しいアルバムを購入する時は
何故か音楽の先生の許可がいるんだけど
そのお墨付きをもらって昔に購入されたらしい。
私たちの代はオフコースの「over」を買ってもらいました。
話は逸れたけどそういう意味で
とっても思い出深い曲です。
投稿情報: 黄色の道化師 | 2006-07-13 15:10
>黄色の道化師さん
まずは、同じ時間に同じ局に反応していたという奇跡になんとなく嬉しさを感じました(笑)
そして黄色の道化師さんにも思い出があったのがこれまたさらに嬉しいですね。
音楽の先生のお墨付きとはうらやましい。
私なんか、当時の音楽の担任はがちがちのクラシック好きでポピュラーミニュージック全否定でした。
「over」(そうそう、小文字じゃないといけません^^)かあ・・・と言って、それを聞いてた頃に思いを馳せたりなんかして。
音楽を聴いて何かを思い出すって、いいですよねえ。
私はこういうのが大好きです!
投稿情報: 安井文@管理人 | 2006-07-14 14:04