土曜日、山木康世さんのライブに行ってきた。
よくよく考えたら、1年半ぶり。
ここのところ気分が塞ぎがちだったので、癒してもらおうっと。
そんな気分で車を走らせる。
広島まで今回は車で行くことにしたのだけど、幸運なことに行きも帰りも雨が降る事はなかった。
ライブ会場に行くと、すでに懐かしくなった感のある友人たちと再会。
毎回このライブの時に会って話をするだけなんだけど、その都度距離が縮まって話しが弾んでくるから不思議。
普段はまったく別の場所で、それぞれが一生懸命生きてるんだよなあ。
そう考えるとなんだか不思議な気分になった。
今回のツアーでは、その先々でライブの模様を録音しているということで、グッズ売り場にも会場ごとのライブ版CDが並んでいる。
それもとっても気になったのだけど、今回はDVDを購入した。
相変わらず山木さんは飄々と登場。
ステージ中央にはいつも譜面台がたっていて、それまでは確かノートが立てかけてあったと思うんだけど、今回はノートパソコンが乗っていた!
おおおっ、なんか進化してる!
まさか今夜は打ち込みのオケが流れたりする?と一瞬よからぬ想像をしたのだけど、いえいえ、山木さんはそんなことはしません。
多分画面には、歌詞が表示されていたんじゃないかと思う。
今山木さんはいつも以上に毒舌(!)に磨きがかかっていて、ものすごく私はわくわくした。
そういうピリ辛なところも山木さんの魅力だからね。
今回ギターは2本。
録音するからなのだろうか、2本ともエレクトリックアコースティックギター(長いので以後エレアコ)。
最初に使ったギターは、なんとなくやさしい音色で、あとから使ったギターはなんとなく鋭い感じの音がしたような気がした。
山木さんはとにかくギターがすごいのだ。
いやもお、毎回私は耳が釘付け。
華麗な指捌きにも見とれてしまうのだけど、それを見ているよりは彼の指からつむぎだされる音を見たい!と思ってしまう。
いや、実際は見えるわけではないんだけどね。
何かオーラが出ているように感じるんだ。
今回山木さんが自分でおっしゃっていたんだけど、まったく同じフレーズは2度弾けないんだそうだ。す、すごい~。
もちろん、大まかなコードは決まっているんだけど、ソロやイントロのフレーズはその都度気分でつむぐんだそうな。
流れるようなスリーフィンガーの中、きちんとベースラインが聴こえる。
目を閉じて聴いていると、まるで2本のギターがベースラインとメロディーラインを弾いているように聴こえる。
実際には山木さん1人の指からそれが同時につむぎだされているのだ。
そのうえ、そんな弾き方をしながら歌まで歌ってしまう!
これがまた味のあるいい声なのだ。
ふきのとうの時は、サイドボーカルに回ることがほとんどで、フルで歌うことなんてほとんどなかったからあまり歌いなれてないんだなあ・・・と、私がライブに通い始めた頃MCで山木さんが言っていたなあ。
ライブ回数はとにかく増えていると思う。
それも手伝っているんだと思うけど、なんとなく歌いなれてきた感じがする。
そしてさらに渋さが・・・!
山木さんはかつてフォーク小僧だったおじさん世代のアイドルだ。
行く先々のライブ会場で少年の目を持つギターおやじたちに取り囲まれるらしい。
今回のライブCDはそんなおじさんたちのリクエストに答える形でじゃあやってみようかということで企画されたそうだ。
今回特に感嘆したのは、ふきのとうのアルバム『スケッチ』に収録されている「コスモスの花」
このアルバムは中学生くらいの頃、ハードローテーションだったアルバムなんだけど、あまりこのアルバムの曲を山木さんは演奏しないので、かなり嬉しかった。
メロディーもリズムもちょっと独特で、ギター1本でどんな風になるんだろうと思っていたんだけど、いや~山木さんの魔法の指先からはすてきなフレーズがよどむことなく流れていた。
今回ライブは前後編。
今回は喋りは少なめにするつもりだったという山木さんだけど、やっぱり喋ってしまうのです。
愛ある辛口のコメントは毎回とても楽しみなものの一つ。
やっぱり山木さんはそうじゃなきゃね。
後半は最初に上京した時の思い出を織り込んだ「永遠の東京」が印象に残る。
過ぎ去った恋の思い出をなぞる唄のはずなのに・・・半分事実のエピソードはまるで唄の内容とはかけ離れていた。(そのギャップに打ちのめされてしまった。いや、いい意味で。)
そして、実は、この「永遠の東京」は続く「足の裏」のための前振りだった・・・らしい。
ド演歌調で足の裏の苦労を語るこの曲は、私が山木さんのライブに行き始めた頃最初に聞いた覚えがあるくらい印象に残っていて、でも、当時はそういうブラックユーモア的なノリを嫌うファンもいたようで(今もいるんだろうけど)、なんとなく歌わなくなっていたそうなので、久々に聴けて私は大満足。
この日のライブもCD化されるそうなので、ぜひ愛蔵版として手元に欲しい!
笑いも誘う後生のライブはあっという間に終わってしまった。
2度のアンコールにこたえてくれた山木さん。
ライブの終わりはふきのとう『人生・春・横断』に収録されている「風を見ていた安兵衛」
私はこの曲を聴くたびにとても元気になる。
ふるさとを胸に旅をする安兵衛の前向きな気持ちが流れ込んでくるようなんだ。
ライブの終わりがこの曲でよかった。
ありがとう山木さん!また年末に会いましょう!(・・・と山木さんが言っていたのだ。信じますよその言葉!)
友人の好意でセットリストを頂きました。
一部よく分からないタイトルがあるので、分かり次第修正します。
<セットリスト>
-第1部-
達磨オヤジの唄
夕暮れの街
忘れじの春
ロザリオ(新曲)
おめでとう乾杯
晩秋情景
コスモスの花
忍冬(すいかずら)
除夜の鐘
-第2部-
春雷
雪どけ水
永遠の東京
足の裏
はなちゃんの離婚
眠れないジェラシー
運命河(さだめがわ)
紫陽花の花
宇宙の子供へラブソング
-アンコール1-
なきたくなった夕暮れ
-アンコール2-
風を見ていた安兵衛
2006.07.01(土) 18:00~「2006 山木康世 Live55」~安芸の宮島カープが躍る 酢牡蠣恋しや広島菜~(at 広島ネオポリスホール)
「風を見ていた安兵衛」
WORDS & MUSIC & PLAY BY 山木康世




初めまして。私も広島行きました。
はなちゃんの離婚で、名前使っていただきました。
ギターのことはよくわからないので、話しには、入れませんが・・・。
山木さんはふきのとう時代より御贔屓です。
宜しくお願いします。
投稿情報: 風子 | 2006-07-03 15:08
どうしてこの人の名前を見ると嬉しいんだろう・・・
もう私の日常からはすっかり離れてしまっているのに・・
「風をみていた安兵衛」 当然歌詞見ないで歌えるよ~~
ずっと元気でいてほしい、飄々とした彼でいてほしい、
メロディを奏でる長い指は健在なんだね^^
ホントにこの人の名前を聞くと、
まるで初恋の人のを思い出すようで嬉しいんだ。
slanさんありがとう・・・
最近、ふっと覗きに来ると嬉しい記事に胸がいっぱい♪
投稿情報: ゆみ | 2006-07-04 05:49
>風子さん
よくおいでくださいました^^
「はなちゃんの離婚」のとき私も手を上げようかなあと思ったんです、実は。
山木さんの上げた名前の中に私の名前もあったんですよ^^;
山木さんのお話は案外少ないですが、風子さん尾好きな話題があれば、どんどん書き込んでくださいね。
またのお越しをお待ちしています!
投稿情報: 安井文@管理人 | 2006-07-04 13:00
>ゆみさん
喜んでいただけて私も嬉しいです^^
そういっていただけるので、また次を書こうと思えるのです。
ほんと、ゆみさんとは一度お会いしてお話したいものです。
ここまで嗜好が似ている方にはなかなか出会えない!
"メロディーを奏でる長い指"健在ですよ~♪
相変わらず飄々としていて、でも愛に溢れたお方ですよ~♪
ぜひぜひゆみさんもライブに足を運んでみて欲しいですわ!
ところで、実は初恋・・・だったのでは?
^^
投稿情報: 安井文@管理人 | 2006-07-04 13:03