日曜日、必要に迫られて中古CDを物色しに行く。
探し物はすぐに見つかって、めったにその店には行かないので他も物色。
本命はディープ・パープル『マシン・ヘッド』
それから・・・なんと!HEAT WAVEの『1995』を発見。
HEAT WAVEのCDはインターネットの中古ではなかなかお目にかかれないのでこういう地道な調査(!)は結構重要なのだ。やったね~♪
地方の中古CD屋は侮れない。
もう一枚、尾崎豊さんのトリビュートアルバム『BLUE~A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』
これはCoccoと斉藤和義さんが参加していることを何かで読んで、それで聞いてみたいなと思っていた。
この3枚で新品CD3枚分のお値段~♪
本当はタッキー&翼も欲しかったんだけど、1,500円以上だったので断念。
トリビュートアルバムは13回忌に合わせて制作発売されたようだ。
3年前の発売になっている。
これはちょっとおもしろい。
ただし、生粋の尾崎豊ファンに受け入れられたか?というと、かなり難しかったのではないかなあという印象。
事実、AMAZONのレビューでは賛否両論入り乱れている。
特に尾崎豊というアーティストに入れ込んでいる人たちはそれぞれのミュージシャンの色に変えられているところにたまらなく嫌悪感を感じているようだ。
尾崎さんの場合。
とかく尾崎豊という人の人生がクローズアップされた形で音楽も語られることが多い。
そこをすっぱりと差し引いて純粋に楽曲として聞いた場合に、彼の音楽ってどうなんだろう?というのが私にはとても興味があるところだった。
そんなもの、彼の人生がなければという意見もあるだろう。
でも、作られた曲に生命力があれば、そんなこととは関係なくその音楽は後生に残っていくと私は思っているので。
私が気に入ったのはこの5曲。
頭の数字はアルバムでの収録番号、アーティストの名前の後にあるのは尾崎さんの収録アルバム名と発売年月日である。
| 10. | 「闇の告白」 | 斉藤和義 | 6thアルバム『放熱への証』 | (92.5.10) |
| 08. | 「街路樹」 | 山口晶 | 4thアルバム『街路樹』 | (88.9.1) |
| 11. | 「Forget-me-not」 | 槇原敬之 | 3rdアルバム『壊れた扉から』 | (85.11.28) |
| 07. | 「LOVE WAY」 | 大森洋平 | 5thアルバム「誕生」 | (90.11.15) |
| 05. | 「I LOVE YOU」 | 宇多田ヒカル | 1stアルバム「十七歳の地図」 | (83.12.1) |
ファンの欲目というものだろうが、斉藤和義さんの演ってる曲がすごくいい。
なんというか・・自分のものになってるというか。耳に残る。
自ら選曲したという話しで、須藤さんもこの曲を選んだ斎藤さんの感性におどろいたそうだ。
山口昌さんと大森洋平さんははじめて名前を見た人たちだけど、これを機会に彼らの音楽を聴いてみたいと思った。
槙原敬之さんはやっぱりさすがというか・・・本当の意味でアーティストだわと再認識。
特筆すべきは、宇多田ヒカルさんだろう。
これは17歳の時、彼女がライブで歌ったテイクなのだそうだ。
こんな表現あまり好きじゃないけど・・・彼女は生まれながらのシンガーだわ。
私が気に入ったこの5曲には尾崎豊の影がない。
そういう意味でこの5曲の取り合わせは成功しているなと私は思った。
このアルバムは尾崎豊さんのプロデューサーだった須藤晃さんが一人一人のアーティストに声を掛けて作り上げたアルバムらしい。
歌詞カードの1曲1曲になぜこの曲をその人が歌うことになったのかについて須藤さんの解説が載っている。
おもしろいなと思ったのは、参加しているミュージシャンのほとんどが特に尾崎さんの音楽に傾倒しているというわけではないという点。
須藤さんがあの人に尾崎の歌を歌って欲しいという気持ちでお願いして回ったそうだ。
そんな方向性をプロデューサーのエゴだという人もいるが、私はそういうのもありだと思う。
トリビュートアルバムが普通どんな経緯で製作されるのかは分からないけど、このアルバムの視点はなかなかおもしろいと思う。
少なくとも私は、このアルバムを聴いて、尾崎豊という人の作った曲にはやはり生命力があるんだなと感じた。
それは一つの成功じゃないかと思うんだ。
「闇の告白」
WORDS & MUSIC BY 尾崎豊、PLAY BY 斉藤和義(オリジナルは尾崎豊)




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