今日は、お掃除の職員の方がトイレでモップを洗う音さえ、昨夜のライブを髣髴とさせてしまう。
気を抜くとEGO WRAPPIN'の「黒アリのマーチングバンド」が頭の中を駆け巡る。
プログラムをいじりながらマウスを触ってる右手でいつのまにかリズムを取ってるし・・・。
いやはや、ライブの威力はすごいね。
実は韓国から帰国してこっちしばらくブルーになっていたんだけど、昨夜のライブで気持ちが浮上した。
EGO WRAPPIN'というと、数年前に日本テレビの今は無き月曜日のドラマ枠で放送されていた「私立探偵 濱マイク」の主題歌「くちばしにチェリー」を大ヒットさせたバンドだと言えばぴんと来る人も多いのではないかな。
私が初めて彼らの音楽を知ったのはスペースシャワーTVで「色彩のブルース」という曲のMVを見た時だった。
それはもう衝撃的な映像にサウンドだった。
青江美奈さんのブルースを髣髴とさせる渋いサウンドとしっかりした音感にリズム感もある歌いなれた女の声。
すぐにCDを買うために車を走らせたもんだ。
そのときEGO WRAPPIN'はまだインディーズレーベルのアーティストでCD屋の店頭でそのCDを手に入れることが出来なかった。
数日後手元に届いたミニアルバム『色彩のブルース』はそのアルバムジャケットからしびれてしまった。
退廃的なムード漂うそのジャケットは日本の歌謡曲が確立される直前の猥雑な音楽世界を思い起こさせたんだな。
ネオ昭和歌謡というジャンルがここ数年確立されている。
クレイジーケンバンドや大西ユカリと新世界などがその台頭だけれど、当初、EGO WRAPPIN'もその中に含められていた。
でも、彼らはそんな尺度が嫌だったそうで、次々と新しいサウンドを作り出した。
今回もSWINGにラテンの隠し味を使っていて、もともとの曲がなんだかわからなくなっていた「Room 1102」などとび切り刺激的。
『満ち潮のロマンス』『Night Foods』からの選曲が中心で、ご機嫌なダンス空間を作り出した。
とにかくリズムが早くてThe TRAVELLERSと同じくクラッピンヘンドもついていけないくらい。
うひょ~の連続だった。
ステージにはボーカルのよっちゃんこと中納良恵さん以外に7人の男達がひしめいていたが、彼らは彼女の奔放なパフォーマンスのしもべといった感じ。
彼らは一様に彼女の次の行動に注視している。
彼女はそんなことはお構いなく自由奔放にステージを動き回り、客を煽りつづける。
あんなふうに誘惑されたら、男じゃなくたってその気になるって(その気っていったい・・・。)
実は私が立っている位置から今回はセットリストが見えてしまった!
そんなわけで、自分の聴きたい曲も見えちゃってて早くそれが聴きたいよ~とわくわくしていたりした。
2曲目に演奏された「ワーク・ソング」は詩の内容が岡林信康さんの「山谷ブルース」を思い出させた。
曲調は全然違うんだけどね。
なんとなく彼女の声のもつバイタリティーが岡林さんのあの曲に通じるような気がしたんだよね。
8月に広島でライブをしたあと、ずっとレコーディングをしていたそうで、そのアルバムは来年2月頃に発売されるらしい。楽しみだ!
そんなわけでタイトルが分からない曲がちらほら。
どの曲もラテン系で明るいダンサブルな曲だったなあ。
あれらが並んでいるのなら、ますます新しいアルバムは楽しみだ!
EGO WRAPPIN'は中納良恵さんと森雅樹の2人のバンド。
その他のメンバーはサポートメンバーで、時々人が代わったりする。
今回はドラムスとキーボードが前回と違う人だったように思う。
キーボードの人はちょっと雑な感じで、それはそれでいいんだけどちょっと物足りなかった。リズムに関しては可もなく不可もなく・・・かな。
でも、おっそろしく早いリズムを刻んでいた。
実は、EGO WRAPPIN'のサポートメンバーの中で一人だけお気に入りがいる。
今回もその人だったらいいのになあと楽しみにしていたところ・・・・やったね!同じ人だった。
その人とは、ウッドベース担当の真船勝博さん。
彼はちょっと浅野忠信似。(でも、彼よりはさわやかな感じである。)
ウッドベースを弾いているが、だからといってジャズ畑の人ではないんだとか。
彼の弦離れのいいタッチを私は気に入っている。
途中、曲の中でベースをくるくる回していて、その姿がなんとも粋なんだな~。
ほとんど誰のことも気にとめていないふうに見えるよっちゃんがなぜか時々真船勝博さんのほうを見てはにっこりしていたのを私は見逃さなかった。
アレはいったいなんなのだろうなあ~♪
残りはホーンセクション。
トランペット1本、sax2本、トロンボーン1本。
多分どこかのバンドメンバーなのだろうけど、残念ながらメンバー紹介までいられなかったので誰だったのか分からない。
彼らはやっぱりスーツにネクタイ、帽子までかぶって涼しい顔で最後まで演奏しつづけた。
粋だね~♪
今回そればっかり・・・。
>>セットリスト<<
01.曲名不明(新曲?)
02.ワーク・ソング
03.Room 1102
04.5月のクローバー
05.あしながのサルヴァドール
06.曲名不明(新曲?)
07.黒アリのマーチングバンド
08.TOKAI(新曲)
09.PARANOIA
10.FLOWERS
11.くちばしにチェリー
12.色彩のブルース
(時間切れでアンコールは全滅)
EGO WRAPPIN'(エゴラッピン)official web site
2005.12.19(sun) Quatro Meeting'05 冬編(at 広島CLUB QUATRO)
「work song」
WORDS BY 不明(おそらくEGO RAPPIN')、MUSIC BY Nat Adderley、PLAY BY EGO WRAPPIN'




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